写真撮影は宜しいでしょうか?と先ずは問いましたが、断られました。写真は店舗の風情と看板、暖簾のみとなります。
予約を入れて、夜の開店と同時に入店。
花番さん(もしかしたら、お女将さんかも?)が、お自家製のタオル蒸しで清潔感溢れるおしぼりを出してくれる。品の良い理髪店の様だ、顔を拭うのはためらう。
BGMの様な無粋な物は似合わない。
サントリープレミアムモルツ(中瓶)
お通し 塩豆
よく乾いた小粒の塩豆でカリカリと麦酒のあてによく合う。
焼きみそ \600
中皿に岩塩を敷き詰め、円盤状の石の上に焼き味噌が載る。表面を焦がし、見た目にも、さも、「焼きみそ」らしく仕上げている。蕎麦の実を歯触りで感じながら、頂く。西京味噌に葱・紫蘇の他が使われているのは解ったが、後の隠し味は掴めない。
天ぷら穴子 \1.500
熱々の穴子一本揚げを真ん中で二分割。塩と天汁が出てくる。直ぐに、穴子に取り掛かる。熱!。塩で食べる。ふわふわの食感で口の中でとろけてしまう。お次は天汁で頂く。素材の良さに加えて、天ぷらの揚げ技と天汁の出汁が絡みあい、とても良い天ぷらを頂きました。山菜天ぷら、「こしあぶら・こごみ・いたどり・インカのめざめ(じゃがいも)付き」。山菜のほろ苦さが、里山に散策に来た様なタイムスリップを感じる。山海の珍味を一皿で味わえた。
せいろ \1.050
お膳を整えて「せいろ」を待つ。
やや太めの腰のある香り高い蕎麦切りが出てくる。茹でたての蕎麦が自分の席に供された途端に、ふぅっと蕎麦の香りが鼻孔に立ち昇る。蕎麦の長さと盛り付け方が手繰る事を承知の様に整えられている。絶頂な長さで揃えられている。蕎麦を数本掴まえて口に運ぶ。香りもさる事ながら、腰があり、楚で美味い。四国の蕎麦との事。祖谷蕎麦じゃないのかなと思いの夢を馳せながら食す。
蕎麦汁は結構辛い。江戸蕎麦と屋号に付けるだけあって、きりりとした男前の蕎麦汁です。
薬味は葱と本山葵。これも単なる脇役ではなくて、自己主張している。
蕎麦湯は蕎麦粉を加えたトロトロポタージュ。残しあった葱・本山葵で口の中にデザートを食べるつもりで余韻を愉しむ。1滴も無駄にしたくと、蕎麦湯を最後迄飲み切る。塩分と摂り過ぎよりも、美味いものの食べ切る事を優先しました。
ご馳走様でした。
お会計の時、厨房の中の細川貴志氏の姿をチラリとお見受けできた。お元気そうでした。
ご挨拶迄には至らぬ。
店名 | 江戸蕎麦 ほそ川 |
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電話番号 | 03-3626-1125 |
住所 | 東京都墨田区亀沢1-6-5 |
アクセス | 都営地下鉄大江戸線 両国駅 徒歩1分 |
営業時間 | 昼 11:45-15:00夜 17:30-21:00 |
定休日 | 月曜日 第三火曜日 *営業は要確認 |
平均的な予算(昼) | 1.000円-2.000円 |
平均的な予算(夜) | 5.000円-6.000円(アルコール付きの場合の目安) |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | 30席 |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://www.edosaba-hosokawa.jp/ |