美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

昼過ぎなのに、満席。東京大仏を参拝した帰りに寄る方が多いのかも？

私は赤塚植物園で春の花を楽しんだ後に寄る。

もう20年近く前に娘を連れてきた事があり、娘とは最後のデートだったかもしれない。父親とはあまり一緒に出たがらなくなってきた年頃の事でした。

 蕎麦会席とご弁当が各種あり、隣の東京大仏の法事の会食に利用するのだろう。\2.000～\5.000とメニューもバラエティにとんでいる。

アサヒスーパードライ

飛竜頭(ひりゅうず)がんも \600

東京では「がんもどき」と言われ、おでんの種ではお馴染みですが、私が浜松に勤務していた時には、これを「飛竜頭」と呼んでいた。

丸くない！豆腐の厚揚げの様に四角状にして揚げて、出汁の効いたとろっとした餡がかけてある。柚子の香りがプーンとする。隠元豆が彩りに引き立つ。

まぐろやまかけ \650

鮪をサイコロ切りにしてとろろ芋(長芋？)をまぶし、青海苔が散らしてある。山葵が薬味にしてある。鮪が美味しい。本生鮪であろう、いい材料を、使っている。脂ののるトロ部である。

ざる蕎麦 \700

海苔なしで頼む。細くて長い蕎麦。ちょいと緩い蕎麦であった。香りは口に運んだ時にスッキリと香る。葱だけを薬味に食べると蕎麦が一段と冴える。蕎麦汁がとても美味しい。和食の職人さんの技が蕎麦汁に出ている。最後に蕎麦湯を蕎麦汁に割り、残してあった葱(これが細くて葱の白くて良い部を出している)を加えて、後味を確認する様に、頂く。蕎麦汁の出汁が良いのだろう、とても美味しく、良い昼飯を頂いた。

ご馳走様でした。