今回は、若い人にも年配者にも人気なオシャレな街:東京都世田谷区の三軒茶屋で見つけた、気軽に手打ち蕎麦を楽しめる、気の利いた店員のいる、ちょっと上品な雰囲気さえ感じる『町のお蕎麦屋さん』を紹介したい。
平成25年7月15日、祝日の午後1時過ぎに入店。外にまで入店待ちができるほどの人気店。店内中央に10人掛けの大きなテーブル席があり、右奥には打ち場、左奥には小上がり席がある。少し年季の入った店ではあるが、和を基調とした内装に加え、大きな窓ガラス越しに外の木々の緑が実に素晴らしい雰囲気を醸し出している。店内がとても上品に感じられる。
『限定10食 蕎麦粉10割』の張り紙に誘われて、『生粉打ちせいろ』(950円)を注文。メニューの説明書きによれば、蕎麦粉は全て北海道産を使用し、捏ね、伸し、切りと全て手打ちとのこと。
蕎麦はとても細く、色はあまり濃くない。蕎麦の香りは控えめだが、食べると香りを感じることができる。蕎麦が細いため、箸を進める傍からどんどん乾いていく。喉ごしはとても良い。コシの強さは普通。バランスのとれた蕎麦である。薬味は、ネギ、辛味大根、わさび。わさびは自分でおろす。わさびの本物の風味、刺激がたまらなく嬉しい。
蕎麦汁は甘い。上品な鰹の風味が口の中に広がる。蕎麦湯は白濁しており、あっさりとした中にも濃厚さを感じる。
常連の一人客もいれば、若いカップルや家族連れ、外国人も利用しており、肩肘張らずに気軽に本格的な蕎麦を楽しめる店である。もちろん蕎麦も美味しかったが、自分でわさびをおろし、店内のレトロ感を楽しみ、家族や仲間と会話しながら、『総合的に蕎麦を楽しむ』店であると感じた。また、2人掛けテーブル席が空くとカップルに移動を勧めたり、荷物が多い客にさりげなく荷物置き用の椅子を用意したり、気の利く店員の姿にも感心した。こうしたことも含めて、店全体に上品な雰囲気を感じる。誰もが安心して入店できる、ちょっと上品な町の蕎麦屋さんとしてお薦めしたい。
店名 | 手打蕎麦家 安曇野 |
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電話番号 | 03‐3795‐3402 |
住所 | 東京都世田谷区太子堂4‐20‐24 ウインベックプラザ 1階 |
アクセス | 東急田園都市線 三軒茶屋駅から約200メートル 徒歩約3分 |
営業時間 | 平日 11:30~21:00 (休憩 16:00~17:00)土・日・祝 11:30~21:00 (休憩なし) |
定休日 | 木曜日(祝日の場合、水曜日) |
平均的な予算(昼) | 1,500円程度 |
平均的な予算(夜) | 3,000円程度 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 可 |
個室 | 無 |
席数 | 36席 (テーブル席24席、小上がり12席) |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 (ビール、日本酒、焼酎など) |
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