蕎麦webで新島繁というそばの研究家がいらしたことを知り、蕎麦の歴史や食文化の本を読む機会を得ました。内容は難しかったのですが、新島さんが創設者のお店に行って現代の食空間を肌で感じ、何かを得られればと思いお邪魔しました。
駅前の繁華街の中にあるこじんまりしたお店で、店内は民芸調の作りで、ガラス張りの蕎麦打ち台を囲んでカウンター席が7席あり、不定期に蕎麦打ちが行われます。
メニューはさらしなそば・きこ打ちそば・一品料理・甘
味と豊富で、また、月変わりの変わりそばがあり、7月は笹切りです。
今回は三食そばを頂きます。辛汁は一種類でかえしと鰹節がお互い主張することなくバランス良く、江戸前の辛汁に比べると少し軽い感じです。
一色目は茶色っぽいきこ打ちの蕎麦です。麺の太さにビックリします、20㎝位の長さの3㎜程の太さです。固くもなく、ボソボソ感もなく、特にそばの香りが強くもなく、するりと喉をとおります。
二色目はうす緑色の笹切りです。七夕の日にお店に行ったのでピッタリの変わり蕎麦です。細目に打たれた麺を噛むとほのかに笹の葉の香りが鼻をぬけ、のみこむのがおしい程ですがするりと喉をとおります。
三色目はうすい黄色のレモン切りです。この時期に出される変わり蕎麦で、柑橘系のレモンの皮の部分の香りがしっかりしています。蕎麦を食べるという感じではなくさっぱりした涼感ただようパスタを食べるという感じで、辛汁や薬味は邪魔なぐらいでさわやかさが喉をとおります。
静かな空間の中で蕎麦を食べているといつのまにか暑さを忘れています。
そばを使ったそばようかん等の甘味があるのですが、次回、涼しくなって食欲が出た時の楽しみに、また、変わり蕎麦を頂きにきます。
店名 | さらしな総本店中野南口店 |
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電話番号 | 03-3380-4828 |
住所 | 東京都中野区中野2-30-13 |
アクセス | JR/東京メトロ 中野駅 徒歩2分 |
営業時間 | 11:00~21:30 |
定休日 | 無し |
平均的な予算(昼) | 昼 1500円 |
平均的な予算(夜) | 夜 1500円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不明 |
個室 | |
席数 | 1階テーブル 17席2階座敷 20席 |
駐車場 | 無し |
禁煙 | |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://sarashina-souhonten.ecnet.jp/ |