美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

場所は上野丸井の裏、アメ横入口付近、周りは昼から営業している飲み屋が多数ある活気ある場所です。

今年（２０１３年）耐震工事をして９月２０日にリニューアルオープンしました。

店内の配置も変更されていました。２階にあったそば打ち場が１階になり周りがカウンター席になっていました。

新しく改修されたが老舗の趣は残っていました。

そば粉は三代目店主が厳選している北海道江丹別産です。

今回食した「せいろう蕎麦」は二八の手打ち蕎麦です。藪系の伝統ある細く長い蕎麦です。

喉越しが良く、腰が強く、香りも良い。これぞ藪蕎麦の感ありです。

ごはんものもありますが、変わりそばは店主の主義でメニューにありません。

今回食した「せいろう蕎麦」は７５０円です。量を少しにした蕎麦屋さんの符丁のままの「さくら蕎麦」もあり、こちらは５７０円です。夜のお酒を飲んだ〆の時にお勧めです。

汁は色の濃い藪系の辛口です。醤油、かつおだし、みりんなどの調和のとれた味です。この汁になれると他の蕎麦汁が物足りなく感じる味です。

陶器の器に少し多めに入っていて後の蕎麦湯を堪能出来る量で嬉しい。

薬味は山葵と刻み葱でシンプルだけど十分だと思います。蕎麦湯は銅製の丸い湯桶で出される。色、とろみは普通で蕎麦とほぼ同じタイミングで出されました。