コンクリート一軒家、隣は愛宕神社の大銀杏がある。その銀杏にちなんで店名が銀杏となったとのこと。
店に入ると吹き抜けの店内でゆとり感あり、石渡和子さんのイラスト水彩画メニューが楽しい。また、オリジナル陶芸 細野順子氏の作陶が目を引く。2階は個室で畳席11人可能との事であった・
メニューにはない3色蕎麦(特注)・せいろ、青しそ切り、田舎蕎麦と旬のてんぷら11種を気持ちよくいただく。本来は2色蕎麦であるが我がままを言っても素早い対応で可能にしていただいた。
二・八のせいろと田舎を口にした時゛おや゛どこかで少し出会ったような・・店を出る時に聞くと群馬の深山春蕎麦粉であるという。ああ小倉庵と同じと思いびっくりした。ただブレンドはしていないので赤城深山産の味は濃いと思う。せいろはみずみずしく素直な味であり、田舎もやさしい10割であった。深山の蕎麦粉はきっとどこでもソフトだが蕎麦感(口の中に入った時のきめ細やかさとさらっとした風合い)はしっかりしていると言えるかもしれない。色も蕎麦らしい上品な色合いである。
ここで少し群馬の深山蕎麦にこれからの店訪問のこだわりとしたいと思う。
てんぷらも季節の夏野菜を食べやすい一口サイズでからりと揚げてあり店主の気持ちが伝わる。
蕎麦は、毎日石臼で挽き手打ちをしているという。
店全体に店主のこだわりが浸透して鮮やかに表出させている印象が強く残る。客は蕎麦を食しに来たがそのモテナシぶりに感動すれば料金はそんなに高いと思わないだろう。一生涯の内でも自分の思うままの事を実現させ夢に近づけて働ける期間はそう多くない。そこに敢えて挑戦し実践する勇気というか心意気には敬服する。また、決してひとりではやり遂げる事は難しい。家族や働く人との協力もあるというのが必須条件ともなるがそこもクリアできての事であろう。
店名 | 銀杏 |
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電話番号 | 03-3681-9962 |
住所 | 東京都江東区大島2-15-3 |
アクセス | 都営地下鉄新宿線西大島駅A2出口より徒歩5分 都営地下鉄新宿線住吉駅A3出口より徒歩6分 東京メトロ半蔵門線住吉駅A3出口より徒歩6分 |
営業時間 | 昼 11:30~14:30 夜 18:00~22:00 |
定休日 | 毎週月曜日 月2回火曜日 |
平均的な予算(昼) | 1000~1500円 |
平均的な予算(夜) | 1500~3000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 有 2階1室8人から11人 |
席数 | |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 本日の利き酒3種上喜元--山形・酔鯨―高知・九平次―愛知 他 |
ホームページ | http://www.ginnan.sakura.ne.jp/ |