彩蕎庵  吉遊(東京都

幻の焼畑そば
レポート提出者:アキラさん

IMG_0496.jpg新宿の中心地、伊勢丹の対面にあるビルの地下1階にある店。地下への階段を下りると若者好みのイタリアン、ピザ、牛タンの店があり階段直下に「吉遊」の紫紺の暖簾が架かっている、引戸を開いて入ると待合席になり店内は更に奥で都会の喧騒が嘘のような静けさでほっと落ち着く蕎麦屋の雰囲気である。席は2人掛けテーブルが16席で、即席でお客様の人数によって専用席を用意できるようになっている。店主の増子義晃氏は品川の高級懐石である「高輪茶寮」で日本料理を修業され、数々の日本料理コンクールで受賞された名コックであったが蕎麦の奥深さに魅了され、蕎麦を極めたいと思い、「田中屋」で修行されたとの事。蕎麦は毎日、必要分だけ石臼手挽きで自家製粉、水は出身地の福島から取り寄せ手打ちの蕎麦を提供されている。本来なら、茨城、水府地区で栽培された焼畑ソバ粉を使用した焼畑そばが売りものであるが収穫減で、IMG_0498.jpg今回は群馬県赤城町の階上早生の粉であった。焼畑そば が食べられなかったのは誠に残念であったが蕎麦がき なら可能との事で蕎麦がき を食味できた。訪れた時が丁度昼食時でランチメニューから海老天野菜掻き揚げ丼と大盛のもり蕎麦(900円)を味わった.質・量ともにコストパフォーマンスの高いメニューであり、殆どの来店客が注文していた。正方形の笊に盛られた外一の蕎麦は細切でやや短めで一寸水気が多い感じであったがぬめりが取れていて歯ざわりも良くむちっとした感触のある蕎麦で大変食べやすい蕎麦であった。香ばしい風味は一寸薄めではあったが食べ進めて行くうちに次第にほわぁと甘みが残って行く旨い蕎麦である。こうゆう蕎麦には薬味の山葵を一寸付けて食べると甘みが引き出せる。汁は鰹の風味があり蕎麦にたっぷり付けても丁度よい辛味で蕎麦とのバランスはとれていた。また、蕎麦がき は優しい味でモチモチ感の感触があり、かといって余りネバ付かず口の中で蕩ける様な食べやすい蕎麦がきである。恐らくこの焼畑ソバ粉でのもり蕎麦は大変旨かったのになぁとつくづく残念に思われた。

最後に蕎麦湯を頂いたがまだ味が薄くて白湯のようであったがそば汁と山葵でそれなりの食味を感じた次第である。

IMG_0499.jpg当店は日本料理も得意であり素材は有機無農薬野菜を産地直送で仕入れており店主自慢の懐石料理も堪能できる。日本酒も豊富に置いてあり、酒の肴は穴子の天ぷら、下仁田葱の天ぷら、京都の刺身山葵漬、山形茄子の山葵漬 等があり、夜の蕎麦会膳となると蕎麦談義が楽しめそうです。
 また、この店の特徴の一つは化粧室の清潔さと焚かれているお香の香りが雰囲気の引き立たせており蕎麦屋の高級感を引き出しています。

 

写真の説明
①     引戸内の待合席
②     海老天野菜掻き揚げ丼と大盛のもり蕎麦
③     焼畑蕎麦の蕎麦がき

店名彩蕎庵  吉遊
電話番号03-3353-0205
住所新宿区新宿3-30-11 新宿高野第二ビルB1F
アクセス地下鉄丸の内線 新宿3丁目駅 A5出口 徒歩1分 JR新宿駅 東出口 徒歩5分 都営地下鉄 新宿3丁目駅 A5出口 徒歩2分
営業時間平日 昼:11:30—14:00 夜:17:00-22:00
定休日不定休
平均的な予算(昼)900円 ― 1200円
平均的な予算(夜)3000円 ― 5000円
予約
クレジットカード不可
個室
席数テーブル16 、椅子32席
駐車場
禁煙喫煙可
アルコール有 (焼酎、 日本酒、 ビール, 吉遊オリジナル焼酎)
ホームページwww.kichi-you.com 
35.6911017,139.70676300000002

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