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心洗庵(東京都

ゆっくりと酒を酌み交わし最後に「三色せいろ盛り」を手繰ることが、私の定番
レポート提出者:プロンプターさん

131220_184259.jpg地下鉄日比谷線から地上に出て、昭和通りを上野方面に向かって4~5軒目のビルの地下に降りると、5~6軒の飲食店があり、その一番奥である。

入口は引き戸の幅しかなく狭いが、中に入ると店内は明るく清潔感があり落ち着いた空間である。入口の脇には電動の粉ひきの臼が置かれ、実用とディスプレーと半々なのだろうが、樹脂カバーにはその日に使用している蕎麦の銘柄、生産地、生産者名が表示されており、その時期なりに厳選したそばを使用しているという意気は伝わってくる。店内からは、ガラス内の蕎麦打ち室が見える。その日店で出される蕎麦は、全てここで打っているとの話である。

このお店の蕎麦の基本は、普通の「せいろ蕎麦」と「変わり蕎麦」と「田舎そば」の三色であり、それの一~二種類と組み合わせがある。せいろ蕎麦は、わずかに色は感じるがそう濃くなく太さも中くらい。茹でも一般的な硬さ。変わり蕎麦は、ゆず切り。切りはやや細めで更科粉を使っているのだろう透明感があり、色は薄い黄色で口に入れるとシッカリゆずの香りを感じる。茹では早目にしているのだろうが乾が速く、なるべき時間を置かず手繰る事をお勧めする。ネタのゆずは特殊な製法で一年分保有しているそうで、変わり蕎麦とは言ってもこの店ではレギュラーメニューの一つになっている。今年(平成25年)は予想外の売れ行き(?)だったのか、9月ごろにゆずが切れてしまし、次にゆずが出る時期までと言って「シソ切り蕎麦」を出していた。三番目の田舎そば。色は黒く太い。茹ではやや硬目だが、この種の蕎麦は水切れを待って充分汁を付けシッカリ噛んで味わいたいので、手繰るまで少し待っていると丁度よくなる。噛むと蕎麦の味と香りが口の中いっぱいに広がり、充分食べ応えのある蕎麦である。ただ今までは、割り箸くらいの太さでモチモチ感まで味わえたが、この秋から若干細くなり個人の好みにもよるだろうが、その噛み応えが薄くなったのは私にとっては残念である。

131216_133300.jpg私はいつも家族と一緒に行くので、この「三色せいろ」を中心に単品でせいろを追加しているのが常である。私の好みでせいろ蕎麦を強調したが、普通のお蕎麦屋さんのメニューも揃っている。

また、昼間は夜のメニューと別の昼食用メニューも揃っている。熱い汁にえび天が2本入っている「えび天せいろ」はお値打ちであり、まかない丼に蕎麦が付いたセットメニューなどもあるので、ビジネスパーソンにも充分なボリューム感のある昼食でもある。

夜のメニューでは、酒も全国銘柄から地酒に近いモノまで品揃えも豊富で、肴も時期を反映したメニューが用意され、ゆっくりと酒を酌み交わし最後に「三色せいろ盛り」を手繰ることが、私の定番になっている。

店名心洗庵
電話番号03-5688-9555
住所東京都台東区上野6-1-6 上野シックスロード地下1階
アクセス営団地下鉄 日比谷線 仲御徒町から徒歩1分
営業時間昼 午前11時30分~午後3時 夜 午後5時~午後10時 土曜日 午前11時~午後9時
定休日日曜日、祝祭日
平均的な予算(昼)800円~1,400円 
平均的な予算(夜)3,000円~4,000円
予約
クレジットカード
個室
席数34席
駐車場
禁煙喫煙可
アルコール
ホームページ
35.7082667,139.77595109999993

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