築地駅を上がると直ぐに築地小学校が目に入り、南側の通りを裏に抜けた先にある。店構えは至ってシンプルであり、店内もモダンな雰囲気で統一されている。入口脇には延し台があり、その上にこね鉢と麺棒が置かれている。その日に提供される蕎麦は全てここで打っているということで、開店後は良いディスプレーにもなっている。
着席してメニューを覗くと、そこは「もり」「かけ」の蕎麦に数種類の種物と付け汁があるのみである。もり蕎麦は、追加に対する配慮が有り、汁なしのもり蕎麦と追加用の汁とワサビが分けて書き添えてある。汁をあまり使わない人には便利である。
店内に入ると、カウンター越しには若くハツラツとした店主の顔が見え、その上の下がり壁には本日の蕎麦の産地が表示されている。落ち着いて、産地をイメージしながら純粋に蕎麦の味を楽しんでください・・・ということなのか。2ヶ所の産地が示している時には、2種類の蕎麦を時間差で1枚づつ出してもらった。
蕎麦の色は産地の種類によって異なるようだが、切りは細めで茹ではやや硬めである。角もよく出ている。汁の色は濃くなく出し汁の香りは甘めで柔らかく、口に運ぶと心地よく香ってくる。薬味はワサビのみだ。産地にもこだわり、丁寧におろしてあり、辛味だけでなく奥に若干の甘味も感じる。昼はサラリーマンの食欲に配慮してか、季節のご飯が用意されている。
酒は、蕎麦屋で提供されるものらしく全国ブランドにこだわらず、そばとの相性を考えているのかよく吟味されたものが置かれている。肴もシンプルなもので定番の板わさや焼き物が数種類に、旬のものが7~8種類程度用意されている。仕上げはやはりさっぱりともり蕎麦でおさめるが、ここでもあくまで蕎麦が主役である。
店名 | 築地 文化人 (築地) |
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電話番号 | 03?6228?4293 |
住所 | 東京都中央区築地1-12-16 |
アクセス | 地下鉄日比谷線 築地駅から徒歩4分 築地小学校の後ろ |
営業時間 | 11:30~13:30 17:30~21:30(なくなり次第となっている) |
定休日 | 日曜日・祝祭日 と月曜日に不定期2回 |
平均的な予算(昼) | 1000~1500円 |
平均的な予算(夜) | 3000~4000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | カウンター 5席 テーブル 10席 |
駐車場 | 無 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
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