店頭の看板に出ていた「十月三十一日(水)日替わり」を注文。粗挽きも食べたかったのでせいろと粗挽きの"二色"にしていただく。
日替わりの内容は...
・鶏と根菜炊き込みご飯
・がんもどきと蕪の煮物
・天富良(てんぷら)
・蕎麦
◆蕎麦<せいろ>
・量は120gくらい?
・生粉打ちで極細、エッジが立っていて切りムラはほとんどないが短めの蕎麦が少々。
・仄かに爽やかな香りが鼻を抜ける。
・極細の蕎麦なのに水切りは十分で微かに粘ったかと思った瞬間「ぷつっ」と切れる十割らしい腰。
・味は淡いが香り同様爽やかで、噛んでいるうちに甘味が僅かに出てきた。標準的な太さであればもっとしっかりと蕎麦の味や香りを堪能できそう。
・極細なので喉越しも良く、もう一枚おかわりをお願いしたいと思わせる蕎麦。
◆<粗挽き>
・田舎蕎麦。せいろ同様極細で量は同じ。粗挽きというほど粗くはなく、色味も一般的な田舎蕎麦よりもやや薄い。
・こちらも水切り十分で、しっかりとした腰があり、淡いが田舎蕎麦の風味が感じられる蕎麦。
・粗挽き(田舎蕎麦)は極細より標準~若干太目のほうが、よりせいろとの対比が明確になって味や香りの違いを楽しめると思ってしまうのは欲張りすぎか...。
■薬味(白ネギとわさび)
・どちらも最近のお蕎麦屋さんでは標準的な量。
・わさびは甘味が少なく、若干乾いていたような...。
・自分自身は基本的に薬味は無くてもよい人です。
・かえしは醤油、みりん、砂糖の三者がどれも主張せず、バランスのとれたかえし。
・鰹出汁との調和も良好で、こちらの極細の蕎麦(せいろ、粗挽き共に)にはこのおつゆを多めにつけて食べるとちょうど良い濃さ。
◆鶏と根菜の炊き込みご飯
・細かく切った鶏肉、人参、ごぼうが入り、淡い醤油の味が良い味付け。
◆がんもどきと蕪の煮物
・一口大に切られたがんもどき二個と、同じくらいに櫛形切りされた蕪二切れ、小松菜。
・薄口しょうゆベースで、やさしい味。
・冷たい煮物でもしっかりと味が浸みて美味しかったが、肌寒い日だったので温めてあれば尚良かった。
◆天富良
○才巻きエビ、茄子、獅子唐の三種
・揚げたてで油切れも良く、食感も良好。
・皿に添えられた塩で頂く。
◆蕎麦湯
・口明けの客だったが、薄すぎず濃すぎずの程良い白濁蕎麦湯。
おつゆと割って飲めば、おつゆの美味しさを再確認できる。
市ヶ谷駅と九段下駅の間に位置し、周りのオフィスビルに囲まれ控えめに佇む「大川や」さん。
2001年のオープン直後に初訪問し、以来今回で4~5回目の訪問(内一回は夜の利用)。
駅から少し歩くが、近隣のサラリーマンやOLさんのランチの利用、また野菜料理が充実しているので、夜に静かに"大人の蕎麦屋酒"を楽しみたい方にはもってこいのお店。
【写真の説明】
・日替わり:手書きの献立。毎日お店の前に設置。
・大川や外観:緑の暖簾のかかり、ビルの間にポツンと佇むお店。
・日替わり内容:すべてひとつのお盆で同じタイミングで供される(粗挽きはせいろを食べ終わった後)。
・せいろ(食べかけですが...)
・粗挽き
・粗挽きアップ(粗挽き感は少ない)
店名 | 大川や |
---|---|
電話番号 | 03-3234-8887 |
住所 | 東京都千代田区九段下3-4-2 ハイツ九段坂1階 |
アクセス | 都営新宿線市ヶ谷駅から徒歩約10分 |
営業時間 | (月~金)昼11:00~15:00 夜17:30~22:00 (土) 昼11:00~15:00 夜17:30~21:00 |
定休日 | 日曜・祝日・第三土曜日 |
平均的な予算(昼) | 600円~ |
平均的な予算(夜) | 2000円~ |
予約 | 可 |
クレジットカード | 可 |
個室 | 有り(4~6名) |
席数 | 全25席 カウンター5席 四人掛けテーブル3卓 二人掛けテーブル2卓 個室1室(四名) |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキング有り) |
禁煙 | 分煙 |
アルコール | 有 ビール、日本酒、焼酎、梅酒、ソフトドリンク |
ホームページ | なし |