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渡邊(西新宿)(東京都

東京・西新宿のビル街にある老舗の蕎麦屋は、女性ひとりでも安心して蕎麦を楽しめる都会のオアシス
レポート提出者:かきあげそばさん

 wata1.JPG今回は、ホテルや百貨店、大規模家電販売店が立ち並ぶ都内有数の繁華街、新宿西口にある老舗手打ち蕎麦屋を紹介したい。店頭の木々の緑が都会のオアシスのようであり、女性や高齢者の一人客でも安心して利用できる店だ。

 平成26年4月15日、火曜日の11時30分頃に入店。店内は奥wata2.JPGに長く、手前には花瓶を取り囲む大きなテーブル席、中央にガラスで囲まれた打ち場、奥にも客席が広がっている。11時から営業していることもあってか、ほぼ満席状態。一人客が非常に多く、また年配者の姿が目立つ。女性店員が多く、皆元気に接客している。

 せいろ(550円)は蕎麦の量は100グラムちょっととのこと。もっと食べたいが大盛りはやっておらず、追加せいろ(400円)か、重ねせいろ(850円)を選ぶことになり、重ねせいろをお願いした。

wata4.JPG 手打ち蕎麦のためか、麺に不揃いも見られる。太すぎず、細すぎず、ちょうど良い太さである。蕎麦の香りは強くない。麺の水切りはよい。麺はやや硬めの仕上がりだが、喉越しは良く、口にすると蕎麦の優しい甘みが口の中に広がる。薬味は、わさび、ねぎ。
 蕎麦つゆはやや辛口で濃い目。鰹の香りが強すぎず良い感じ。やや硬めの蕎麦をつゆに浸けて食べると、ちょうど良い歯ごたえである。

 蕎麦湯は先出しで急須に入れてある。とろみはやや少なく、あっさりした感じだが、しっかりと蕎麦粉が出ていた。急須が空になるまで楽しませてもらった。

wata3.JPG 新宿駅周辺には美味しい蕎麦屋が意外と少ない。飲食店の入った雑居ビルや大規模店舗に囲まれた地域でありながら、店頭の木々の緑と古民家を感じさせる外観は、都会のオアシスのようであり、本当に安らぐありがたい存在だ。朝11時から開いていることも嬉しい。店の掲示物に『粉と水 鰹節と醤油と技を加えて 長い時を経て極められた日本の手打蕎麦』とある。客はそのことを知ってか、店内はいつも混んでいる。頷ける気がする。女性ひとりでも安心して美味しい蕎麦を楽しめる店であり、新宿の街に行ったならば是非一度は訪れて欲しい店としてお薦めする。

店名渡邊(西新宿)
電話番号03‐3348‐9126
住所東京都新宿区西新宿1‐12‐10八洋ビル1階
アクセスJR新宿駅西口から約280メートル 徒歩約5分
営業時間11:00~22:00
定休日日曜日
平均的な予算(昼)1,000円程度
平均的な予算(夜)3,500円程度
予約
クレジットカード不可
個室
席数40~50席程度
駐車場
禁煙分煙
アルコール有 (ビール、日本酒、焼酎)
ホームページなし
35.6898654,139.69714469999997

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