美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　山形北ICを下車して山形JCT方面へ車で約10分の郊外に、親が経営するラーメン店「きぶね」と息子が経営する手打蕎麦「きふね」が一軒の建物の中にあります。
　始めラーメン店は別の所で営業していたらしいのですが息子の蕎麦店営業と共に自宅を改装して厨房が一緒ですが客室が別々と言う店です。
　そこで疑問に思う事が・・？同じグループで蕎麦とラーメンが分かれた時はどうするの！聞いてみたらラーメンの客室には蕎麦を運んでくれるそうです。

　蕎麦は営業から約20年経つそうです。基本は二八で細打蕎麦と太打の田舎蕎麦、季節の変わり蕎麦、板そば等があり、天ぷらも「げそ天」「とり天」「舞茸天」とメニューも豊富です。

　

　田舎そば（750円）と天もりそば（1,050円）を注文。「田舎そば」は３〜５ｍｍでモチモチ食感、噛めば噛むほど蕎麦の存在を感じます。
　「天もりそば」は海老と野菜の天ぷらに細打ち、今回は宮城県産の夏蕎麦です（時期的に山形産は早かった）。蕎麦は白濁色の細打ちで見た目からも旨そうです。食感と言い味と言い爽やかな旬の味と食感を感じ、この時期の秋蕎麦とは違った爽やかさを味わえます。

　汁は醤油の香ばしいさと魚系の香りがし蕎麦の味を引き出してくれる汁です。蕎麦湯で割るとほのかな甘みがして美味しく頂きました。

　山形は手打蕎麦店が多いのですがラーメンも一緒に提供する店が多く、一般食堂の雰囲気を感じますがこの店は客室が蕎麦客とラーメン客と分かれているので落着いてゆっくり蕎麦を堪能できます。