美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　近くにこども向け公共施設があるため、私のかみさんはママ友とよく行くお店と聞いていましたが、私自身は初めて訪れるお店です。お店自体は昭和40年創業で、現在はおばあちゃん、大将、そして息子さんの3世代で営んでいる老舗のお蕎麦屋さんです。

　メニューは蕎麦・うどんのほか、地元の食材を活かした三河地鶏やあなご料理などがあり、豊富なお酒とともに楽しめる料理が揃っています。そこで今回は、看板メニューのあなご天ざるを注文しました。

　蕎麦は信州安曇野産・北海道幌加内産・更科の一番粉をブレンドした二八そば。白っぽくて細めの蕎麦で、一見やわらかそうでしたが、コシはしっかりしていて、舌触りそして歯応えを感じました。天ぷらは三河湾産の活〆あなご、大きく肉厚で身はフワフワ、衣は厚すぎずサクサクといった感じです。

　つゆは昆布と椎茸のうまみに鰹と鯵を加えているとのこと。どちらかといえば甘く濃いため、細めの蕎麦とからみ合うことで喉越しがよく、どんどんおいしく食べられました。

　お店のコンセプトは「そば屋酒で憩う」、今度は私もおいしいお酒とおいしい肴、そして締めのお蕎麦を、友人たちと楽しみたいです。