美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　
　ＪＲ増毛駅から、高倉健主演の「駅」の舞台となりました町の「ふるさと歴史通り」を歩いて行きますと、古い商店、旅館、旧商家本間家、造り酒屋などが並ぶ情緒に溢れた町並みが続きます。増毛駅を背中にして、右側に造り酒屋「国稀」が有り、その２件先隣が、古民家を改造した「カフェ、デ　ソバ凛」があります。

　この古民家は、築約７０年の二階建ての三角屋根が特徴の木造建築で、女性３人で営業をしていました。店内には、増毛の主婦の手作り小物も展示販売されていました。

　蕎麦粉は、幌加内産の（ほろみのりとキタワセ）のオリジナルブレンドで、小麦粉は、道産小麦（道産子Ｖ）を１割使用の一九蕎麦です。

　麺は、細麺ですが硬めでコシがあり、太さは良く揃って、切り口がきいて喉ごしの良い麺です。

　つゆについては、かえしは自家製で１ヵ月ねかしてから使用しているとの事で、ダシは、本かつおと宗田かつおの厚けずりでとり、色は濃い目で味醂の利いた少し辛口仕上げでした。

　デザートとして、蕎麦粉ロールケーキ、そばあんみつ、アイスクリーム（ジャージー乳バニラ、蕎麦茶、ゆずシャーベット）があり嬉しい点です。

　女性店主は、５年間地元のサークルに入りそば打ちを覚え、後は、独学で蕎麦を研究してそば店をオープンしたそうです。

　最後に成りますが、トイレにおむつ交換台を設け、女性経営者ならでの配慮がされていました。