宇治平等院の参道の中程にある店である。店の前は行列ができていた。店構えは、右側にはガラス越しに蕎麦打ち台とその上に数本の麺棒が見え、左側がサンプルを展示したショーケース、中央が入口である。
10時頃であったか、そこには蕎麦を切る店主(?)の姿が見えていた。参道の中程ということで、観光客向けの体裁の良い定食の店かと思ったが、蕎麦一本の本格的な手打ちそばの店という雰囲気なので、平等院のお参りの帰りに暖簾をくぐった。
メニューを見ると、「茶そば」と「更科そば」のざるそばを中心に、茶そばと更科そばを盛合せた「二色そば」と「かけそば」、種物は「にしんそば」程度で、そばそのものを味わってほしいという店主の意気込みが伝わる。そのほかには名物と銘打った、油揚げの中にそばの入った「そば稲荷」がある。
茶そばは、更科そばの二八を基本に抹茶を加えたものだという。抹茶の配合を伺ったところ、店主曰く「それは企業秘密です」とのことであった。
茶そばは、鮮やかな緑色で、切りはやや細め。茹でと硬さは一般的である。汁の色は濃くなく、柔らかで、若干甘めである。そば稲荷は、甘辛い油揚げの中に少々酸味の効いたそばが入っており、締まった絶妙の味である。
わかりやすい場所にあり、珍しい本格的な茶そばを中心にしているお店なので、綺麗になった平等院にお参りするときはぜひ覗いてみてほしい店である。ただし、売り切れ次第閉店なので時間に注意のこと。
店名 | 真手打ちそば処 ながの(宇治市) |
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電話番号 | 0774-21-2836 |
住所 | 京都府宇治市宇治蓮華25(平等院表参道) |
アクセス | 京阪電車宇治駅 JR宇治駅から平等院に向かう参道の中程 |
営業時間 | 平日/土日共 10:30~14:30 無くなり次第閉店 |
定休日 | 火曜日 |
平均的な予算(昼) | 800円~1,400円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 不可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | テーブル12席 カウンター8席 |
駐車場 | 無し |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
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