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週末そば屋 愉多工房(大崎市)(宮城県

家具職人が打ち込むそばの世界 「週末そば屋 愉多工房」(大崎市)
レポート提出者:謙粋さん

namiki yuta01.jpg 平日は、注文家具を製作する手作り家具職人であるご主人は、蕎麦の世界に踏み入り、その魅力にどっぷりと浸かってしまったようだ。

 週末の土日と祝日にのみ営業しているそば屋。一見、片手間に営んでいるように思われるが、全く違って、そばと向き合う姿勢は、真剣そのものである。職人の気質が、ひしひしと伝わってくるそんなそばを味わった。

namiki yuta02-2.jpg この日のそば粉は、鳴子産の信濃1号(夏蕎麦の新そば)を粗挽きした挽きぐるみの粉。地元の農家と直接契約していて、玄蕎麦を仕入れ、自ら石臼で挽き、十割の麺を打っている。細打ち麺と平打ち麺の2種類の蕎麦から選ぶことができる。

 この日は、友人と各々を注文して双方の食感を楽しんだ。粗挽き十割というのに、つるつる感は、心地よい食感で美味しい。

 namiki yuta03.jpg特に平打ち麺は、食べ応えのある蕎麦で好みの蕎麦である。ご主人の話では、なかなか納得のいくそばに仕上げられず、悪戦苦闘した上でやっと現在のそばに行きついたという。その追求心は、やはり職人魂を感じられずにはいられない。

 薬味は、新潟特産の辛味調味料である「かんずり」と辛味大根おろし。茄子のお新香も美味しかった。自家製の木製の器や歴史感ある漆器も風情があり、店の様相にフィットする。

 また、デザートとしておすすめなのが、そば粉と牛乳で作った「そばぷりん」だ。黒蜜、きなこの香ばしさと上品な甘さにそばの香りが加わり美味である。一気に食べてしまった。ご主人との蕎麦談義も楽しい時間だ。カウンター席に座ると会話がしやすいので、おすすめだ。

 秋には、秋の新そば粉で打つというので今度は、秋に伺いたい。

店名週末そば屋 愉多工房(大崎市)
電話番号0229-72-0972
住所宮城県大崎市岩出山上野目字下橋本37-3
アクセス東北自動車道古川ICからR47で鳴子温泉手前の上野目信号左 または、岩出山駅から約800mでタクシー利用
営業時間11:00~15:00 そばが、無くなり次第終了。
定休日平日(月~金)
平均的な予算(昼)1,000円
平均的な予算(夜)
予約
クレジットカード不可
個室なし
席数10席
駐車場近隣にスペースあり
禁煙禁煙
アルコールなし
ホームページなし
38.6571105,140.87689950000004

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