以前から訪れてみようを思っていたお店です。ちょうど県庁に午後から用事があり、その時間に合わせてお昼に伺いました。その建物は、住宅街の中にぽつんと建っていました。茅葺屋根の古民家です。
移築した古民家というのは聞きますが、ここは正真正銘築150年の江戸時代からの建物です。地籍の最も西の端にあったので西屋敷と呼ばれていて、そのままそれをお店の名前にしたのだそうです。
玄関の引き戸を開けて中に入ると、靴を脱いで座敷に上がりました。畳にテーブルと椅子が設えてありました。席に座って周りを見渡すと古民具が飾ってありました。正面に良く手入れされた庭が見え、実をつけ始めたイチジクを食べに来ているムクドリの鳴き声が時折聞こえていました。窓が開いているので、もう夏なのに屋敷を通る風がとても涼しかった。
さて蕎麦ですが、私は十割とさらしなの二色もりを注文しました。ここは、全て十割の蕎麦です。麺は細打ちで、さらしなはつるつるした食感でほんのり甘さを感じました。さらしなをきれいに打つにはそれなりの技術が必要だと思うので、大変だなあと思いました。出していただいたたっぷりの漬物もおいしかったです。タイムスリップして、何故か懐かしさを感じる空間の中で、満足度ほぼ100%でした。ただ私には、つゆがちょっと甘めでした。北信なので、甘いのは仕方ないのかもしれません。
蛇足ですが、茅葺屋根の修理にはおよそ400万円掛かるそうで、古民家の維持管理は大変そうです。
店名 | そば処 西屋敷(長野市) |
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電話番号 | 026-228-2484 |
住所 | 長野県長野市高田1153 |
アクセス | 長野駅からタクシーで10分 市役所前駅から1850m |
営業時間 | 11:00頃から14:30頃 夜は予約のみ |
定休日 | 日曜日 月曜日 |
平均的な予算(昼) | ¥1000から¥2000 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不明 |
個室 | あり |
席数 | 30席 |
駐車場 | 17台 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | あり |
ホームページ | なし |