美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　長野県茅野市のビーナスライン沿いには数多くのそば店がある中、入口が少々分かりづらいが、以前は寿司の名店として近所では人気の店でした。そんなお店がそばを始めことを知り２０年ぶりに行きました。

暖簾をくぐると左がすし店、右がそば店といったレイアウトになっており、店内は広くゆったりとした落ち着けるお店内には沢山のサインが飾られていました。

　天ぷらや寿司とセットになったそばや温そばもいろいろな種類が楽しめるメニューに、今回は田舎蕎麦を注文しました。お洒落な小さ目のざるに丁寧に盛られたそばは見事に真っ黒。残念ながら新そばにはなっておりませんでしたが、一箸二箸とすすめると、この時期の蕎麦としては香りも良く、そばつゆも変なこってり感がなく、私好みのあっさりとした辛めのつゆに満足のいく田舎もり蕎麦でした。

　そばは生の状態で１６０ｇ位と思われますが、しっかりとした１０割そばが７５６円と手ごろな金額で、一般的には１０００円から２０００円位と思われます。夜の宴会は３０００円位からできるような感じでした。久しぶりにお邪魔しましたが、親父さんがすし店で、息子さんがそばを本格的に修行されたようで、びっくりするような完成度の高い蕎麦でした。

次回はもっとゆっくりいろいろなメニューを楽しみながら参りたいと思います。