出雲そばツアーの4軒目で伺いました。松江城の堀に沿った通りからチョッと外れた、小泉八雲記念館の先の交差点から北に入ったところにある。交差点から看板が見えているので、全く迷うことはない。大通りに沿った幅の広い店構えで、「ここが出雲そばの店ですヨ」と自ら主張しているようである。
堀から向かうと、手前角にそば打ち室があり、その隣に入口がある。店に入ったのがまだ11時少し過ぎなので、お客さんの入りは半分程度であった。道路に沿って大きく窓がついているせいか、店の中は明るく清潔感にあふれている。
椅子に座って、早速割子そばと釜揚げそばを注文する。割子そばは、1枚単位で注文できるようになっている。待ち時間は4~5分で割子そばが、ひと呼吸おいて釜揚げそばが出てきた。
そばは茶色が濃く、太さは普通程度だが若干平たい。おそらく挽きぐるみだと思うが、口に含んで噛むとしっかりと蕎麦の香りがする。茹でも調整しているのだろうが、固めで腰は結構強い。
汁は、昨日食べた出雲大社近辺の2件と比較して、色は黒く多少辛めである。といっても強い塩気を感じることはない角の取れた口当たりの良い汁であった。薬味は葱と海苔と削り節で、別の小皿で出てくるので好みに応じて自由に調節できる。
次に出てきた釜揚げそばは、ドロッとした蕎麦湯の中に茹でた蕎麦が浸かってくる、正しく出雲の釜上げそばである。「好みで汁の濃さを調節してください」との事で、基本的な味付けは多少薄めにしてあるが、汁は別にも出てくる。
口の前に持ってくると、蕎麦の香りは一層強く感じた。丼の中の蕎麦は江戸そばの感覚で考えると全く異なるが、蕎麦の風味を味わうにはこんな方法も食べ慣れれば馴染むのかと思った。腹の中は少し軽めであるが、5件目に挑戦するための準備でもあり、これで次に向かう事とした。
その後の話を少々・・・。市内の観光地をめぐるループバスに乗った時のことである。ある停留所で降りようとした時に、女性のバスの運転手さんが一言「そこのお蕎麦屋さんなら、今日は月曜日なので休みですよ~」と。観光客がよく行く有名な店なのか。勿論「蕎麦鑑定士」のテキストでも紹介されている店であるが。
店名 | 神代そば(松江市) |
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電話番号 | 0852-21-4866 |
住所 | 島根県松江市奥谷待ち324-5 |
アクセス | JR松江駅から市営バス「ぐるっと松江レイクライン」小泉八雲記念館下車から徒歩2分 |
営業時間 | 昼 11:00~17:00 売り切れ次第 |
定休日 | 水曜日 |
平均的な予算(昼) | 800~1400円 |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 不可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 無 |
席数 | テーブル席 38席 |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
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