美味しい蕎麦をもっと愉しむための蕎麦情報ウェブマガジン

　出雲そばを食べるなら島根県へ。ということで本場の出雲そばを食べに島根県へ行ってきました。駅の近くの蕎麦屋さんよりは、少し田舎のほうにある小さな蕎麦屋さんがいいなと思い探してみると、出雲かんべの里にかんべ茶屋という蕎麦屋さんを見つけました。

　地元食材を使った定食や、手打ちの出雲そばを食べられるそうです。営業日が平日以外というお店というのは、完全に観光客向けのお店。観光客向けなら美味しいはず、ということで行ってみました。 　　

　松江市からバスを使い、バス停から徒歩15分ほど歩いたところにかんべの里がありました。かんべの里は、民話館、工芸館、てんぐの森がある施設です。その敷地内にかんべ茶屋があります。 

　店内は、広々としていて、６人掛けのテーブル席が沢山あります。 厨房の様子が丸見えの状態です。 メニューを見ると、割り子そばが一枚ついた田舎定食が一押しのようですが、今回は出雲そばを食べに来たので割り子３皿の手打ち割り子そばを頂くことにしました。 

　そばは少し太めで色も濃く、そばの香りが立つ手打ちの田舎そばという感じです。
　
　出雲そばは、割り子に出汁をかけて頂きます。少し薄めの出汁でそばの風味を消すことなく食べられます。喉越しよりもそばの風味を味わうといった感じです。 

　山の中にある、素朴で少し懐かしいそばを楽しむことができました。