2011年4月に開店し、たかだか3年でミシュランガイドに掲載とは、そんな短期間で有名店になった蕎麦はどんなものか楽しみでやって来た。店主はホテルで2年、駒込の小松庵で16年修業して独立したという。その間、慈久庵に大分通ったらしい。
建物は、きれいな打ち放しの鉄筋コンクリート造で上が自宅、1階が店になっている。正面は木材を多く使い、緑が程よく配置されている。入り口から店内は、木調たっぷりで、気持ちが落ち着く。また店の中央に唐箕が置かれ、店主の蕎麦に対する気持ちが表れている。
今日の蕎麦の産地は、群馬県高山村高柳在来と栃木県益子町常陸秋蕎麦。そば豆腐サラダ、焼き玉子、鴨ロース炙り、車えび天せいろ、産地二種盛りを注文。運ばれてくる器にもこだわりが感じられる。そば豆腐サラダの豆腐は固め、口当たりよく、ドレッシングも美味しい。鴨ロースについてくる葱、なすが、鴨の味を引き立たせる。焼き玉子は、箸をいれると出汁がにじみ出てくるほどたっぷり、甘めで美味しいです。いよいよ待望のそばになります。まずは車えび天せいろの車えび天は2尾、衣が開いてカラッと揚がっている。
花番さんが、そばを配膳するときに、産地を言いながら置いていく。高柳在来の方が白っぽい。常陸秋蕎麦は、味が濃く、色は薄茶色。丁寧に細切りに切り揃えられ、水切りもしっかりとされている。早速箸をつけ口に入れると、気が付いたら大分減っていた。甘めの薄味の汁にからまり、喉越しよく、一瞬の香りを残して通り過ぎてゆく。妻には腰不足を感じるようだが、私は十分堪能しました。汁は、薄味の為か、魚の臭いが残る感じでしたが、次は違う産地の二種盛りを食べたいな。
店名 | 一東庵(北区) |
---|---|
電話番号 | 03-6903-3833 |
住所 | 東京都北区東十条2-16-10 |
アクセス | 東十条駅より徒歩3分 |
営業時間 | 11:30~14:30 18:00~21:00 |
定休日 | 日曜日、第二月曜日 |
平均的な予算(昼) | |
平均的な予算(夜) | |
予約 | |
クレジットカード | 不可 |
個室 | なし |
席数 | 24 席 |
駐車場 | なし |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | あり |
ホームページ | http://www.yume-kaze.com/ |