2014年10月下旬新装開店から約8ヶ月後の土曜日午後、友人と伺ったのですが、店に沿って老舗の蕎麦を楽しむ来客は列を成していました。案内係の方に待ち時間を伺ったところ、約1時間待ちと返答されました。改めて、藪蕎麦を愛する人達の多さを知ることが出来ました。
入店して感じたのは、以前の藪蕎麦の店内と違うのは言うまでもありませんが、非常に広く、明るい店作りになっていました、店の奥からは女将さんの詩吟のような注文を通す声が聞こえて、藪蕎麦さんに来たんだと再確認しました。混んでいる中、案内係の方は丁寧に席に案内してくださり、手短くメニューの説明を受け、そのお陰で注文は迷う事なく出来ました。
最初の一品は鴨ロースが運ばれて来て、鴨ロースの胸はどのように表現したら良いか分からないのですが、鴨の独特の臭さは全くなく、焼き具合は絶妙で、軽く噛むだけで鴨肉は分断され、口の中で鴨肉が勝手に溶けていました。あまりの美味しさに舌つづみ状態になっていました。写真を撮るのも忘れていました。
その後にメインのせいろそば、山かけそばが運ばれて来て、薄緑のかかったお蕎麦は食欲をそそります。箸で持ち上げた蕎麦を鼻の近くに寄せると、ほんのりした若葉の香りがして、適当な歯切れと弾力のある蕎麦は人を無言にさせます。
せいろの麺汁は濃いめで以前と変わらない、薬味とわさびなしで一枚の蕎麦をいただいてしまいました。
山かけそばは長芋(自然薯)とコマだれとだし汁だと思いますが、これも絶品でした、せいろはあっという間に完食してしまいました。追加で冷やしなすそばは旬のお勧め品の一品で、茄子とかつおたっぶり使用した煮びたしは、さっぱりとした冷やし汁に蕎麦が引き立っていました。備え付けのかぼすの汁を加えると、また違った一品の蕎麦になっていました。
新装なった藪蕎麦さんはこれからも50年、100年、千年と歴史を刻んで欲しいです、これからも応援して行きます。
店名 | かんだ やぶそば(神田) |
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電話番号 | 03-3251-0287 |
住所 | 東京都千代田区神田淡路町2-10 |
アクセス | |
営業時間 | 午前11:30から午後9:00 |
定休日 | 水曜日 |
平均的な予算(昼) | 1,000円から |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 可 |
個室 | 二階は宴席使用可と聞いています。 |
席数 | 97席(一階席と二階席) |
駐車場 | 無し |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 日本酒、焼酎 |
ホームページ | http://www.yabusoba.net/ |