ビルが立ち並ぶ灰色の景色の中を歩いていると突然、二階建て木造建築が現れる。そこは"砂場 大阪屋"、店の前には行列ができている。並びながら"砂場"の名の由来を思い出す。
しばらくすると店内に案内される。まるで昭和、私は知らないが大正あるいは明治の佇まいを感じさせる。鉄火場のように働く花番の姐さん達がいる中で、自分の周りだけはゆっくりとした時間が流れる。まるでタイムトラベルをしている様だ。
季節限定の品"白魚の天せいろ"を注文すると程なく運ばれてくる。麺はやや黒く細打ちで艶があり、湾曲の具合で腰の強さが見て取れる。藪のルーツかと思い慨深く眺めた。
2本程度を取り、香りを確かめそのまま口へ入れると、予想以上の旨さが広がる。汁を確かめると、関東の汁に比べ醤油が立たぬようにして、全体に柔らかい風味に仕上げている。
白魚の天ぷらはサクサクで美味く、しかも季節物を食べるという贅沢感がとても良い。
環境、味、どれをとっても流石老舗だ。心が満たされた・・・
店名 | 虎ノ門 砂場大阪屋(虎ノ門) |
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電話番号 | 03-3501-9661 |
住所 | 東京都港区虎ノ門1丁目10-6 |
アクセス | 銀座線虎ノ門駅から徒歩約3分 |
営業時間 | 平日11:00~20:00 土曜日11:00~15:00 |
定休日 | 日曜日、祝日 |
平均的な予算(昼) | ¥1000~ |
平均的な予算(夜) | |
予約 | 可 |
クレジットカード | 不可 |
個室 | 有 |
席数 | 約60席 |
駐車場 | なし |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ |
35.66822519999999,139.7506962