新橋にある木鉢会の老舗、鴨の蕎麦が名物の能登治さんにお伺いした。こじんまりした店舗だが、スペースは広めにとってあり、窮屈さは感じなかった。こざっぱりとしており、居心地の良い店舗である。
店のご主人は、はっきりとした声で挨拶、注文聞きをされていて気持ち良い。
早速、鴨とじ蕎麦を注文すると、「もうできたの?」というくらい直ぐに蕎麦を運んできていただいた。短時間での準備にかかわらず盛り付け配膳は非常に丁寧であった。
蕎麦は北海道産で胴搗製粉(杵つき)したものを使用するこだわりをお持ちだ。胴搗製粉は石臼に比べて製粉時に熱を発しにくく、蕎麦の香りや風味を損なわないのだそうだ。
麺の太さ、長さとも程よく、茹で具合も、伸びず、硬すぎずで丁度良い。汁はかえしがしっかりした甘汁で、溶かれた卵と鴨の旨みが溶け合って非常に贅沢である。
卵には火を通しすぎず、そして汁に濁りを出さないところは流石の職人技だ。
鴨の蕎麦が有名ということで、楽しみに訪れたが、期待通りうまかった。客を待たせず、仕事は丁寧に。江戸そばの粋を感じることができる名店である。ごちそうさまでした。
店名 | 芝新橋 おそば 能登治(港区) |
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電話番号 | 03-3591-3584 |
住所 | 東京都港区新橋3-7-5 |
アクセス | JR新橋駅から徒歩5分 |
営業時間 | 午前11時から午後8時まで(土・祝祭日は午後3時まで) |
定休日 | 日曜日 |
平均的な予算(昼) | 1,000円~2,000円 |
平均的な予算(夜) | 1,000円~2,000円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 可 |
個室 | なし |
席数 | 29席 |
駐車場 | なし |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有 |
ホームページ | http://shinbashi.notoji.jp/ |
35.665559,139.75497369999994