山形駅の正面から奥羽本線と平行に南に向かい600mほど進むと右に踏切がみえ、その角を左に入るとすぐ看板が見える。余計な話だが、山形の蕎麦屋2で紹介した美津屋本店はそこを右に曲がり踏切を渡った先にある。
庄司屋さんには、今回が2回目である。ホテルの朝食は軽めに済ませ、開店時刻11時の6~7分前に到着したが、既に4~5組みのお客さんが待っていた。定時になり暖簾を出しに来ると同時に、開店になった。
店内は入口のすぐ前がテーブル席と囲炉裏を囲む椅子席で、右には奥に向かう中廊下がありその右側が厨房で奥が座敷になっている。我々が席に着いたあとに入ったお客さんで、程なく満員になった。続いて20数名の団体客がきて、奥の予約席に入っていった。
庄司屋さんは山形市内では老舗の一軒で、現在の店主は4代目だそうだ。5代目に上手く伝承されているようで、5代目の息子さんは他店の店長をしているそうだ。
メニューは土地柄もちろん箱そばへ盛り付けたものが中心であるが、普通の四角い蒸篭に盛り付けたもりそばもある。そばは二八で更科と田舎そばの2種で、単品と2種のあい盛がある。
その他に、平成11年に福島の古民家で発見されたという「幻の天保そば」を数量限定で提供している。これは、発芽が難しいと言われていたものを、山形の蕎麦関係者が発芽させたと言われる貴重な品種だそうだ。私たちの注文は、この「天保そば」と「田舎そば」である。天保そばは香りに特徴があり、一般的な蕎麦の香りに俗に言う穀物の香りが加わったように感じた。田舎そばは、僅かに太めでもちもちした腰の強さを感じた。汁は、色は濃い目だが出汁の風味で辛くはない。5~6年前に行った時と変わらない味であった。
サッと手繰って出たときは、既に20人くらいのお客様が入店待ちしていた。
前回行った時は夕方であったのか、程々の混み様であったがそば前もゆっくり味わうことができた。そば前のメニューの数はそれほど多くはないが、蕎麦屋さんの「つまみ」は一通り揃っているので十分楽しむことが出来る。また行きたいお店である。
店名 | そば処 庄司屋 本店(山形市) |
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電話番号 | 023-622-1380 |
住所 | 山形県山形市幸町14-28 |
アクセス | JR奥羽線山形駅東口から線路沿いに南に歩いて7~8分 |
営業時間 | 平日 土日 11:00~20:30 |
定休日 | 月曜日(休日は営業) |
平均的な予算(昼) | 1,000~1,500円 |
平均的な予算(夜) | 1,500~2,500円 |
予約 | 可 |
クレジットカード | 可 |
個室 | 有り(奥に宴会用の座敷個室がる) |
席数 | テーブル40席 座敷40席 |
駐車場 | 30台 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | 有り |
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