山形県の米沢と寒河江を結ぶ国道287号線の白鷹町広野地区を旧道に入ると昔ながらの集落があり、その一角の奥に「千利庵」がありました。
店舗は木々の囲まれた古民家で店内もそのままリホームした感じで畳敷きや囲炉裏、黒光りした柱が落着いた雰囲気を感じさせます。
玄関を入ると6畳ほどの居間が有り、この部屋は混んでいる時の待合室のようだ。奥の座敷二間が開放され4人用座卓が8卓ゆったりと配置されてありました。壁には来店したお客様の名刺がびっしりと貼ってあり、色あせた名刺とその数から繁盛ぶりが伺えます。
テーブルにはメニューが無く、柱に「そば粉 百パーセント どうぞご賞味ください。」「もりそば 760円」「おかわり 540円」の張り紙だけ。え!と思いつつも店の人に聞くと、やはり『それしか無い』。お客様の様子を見ると始めから「おかわり」を頼む人、後から頼む人とまちまちだったのでとりあえず「もりそば」注文しました。
運ばれてきた御膳には「薬味」「漬物(2種類)」「汁と蕎麦」それに小鉢の「茹で卵」。蕎麦粉は福島県山都産との事で先ずはそのまま蕎麦の香りを嗅ぎ頂く。蕎麦は白濁色の細切りで香りは薄いが一口目の食感は十割独特の違和感の無いボソボソとするやや硬めの食感で、食べ続けていくとほど良い腰のある食感に変わって来ました。つかさず「おかわり」を注文。
汁は甘めですが濃くのある出汁の効いた甘さで蕎麦との相性も良く最後まで美味しく頂けました。
小鉢の半熟卵は出汁が滲みていて、濃い赤みをした黄身がとろりとしてとても美味しかった。
店名 | 千利庵(白鷹町) |
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電話番号 | 0238-87-2087 |
住所 | 山形県西置賜郡白鷹町広野1656 |
アクセス | |
営業時間 | AM11:00〜PM2:00 |
定休日 | 毎週水曜日(祝日は営業) |
平均的な予算(昼) | 760円から |
平均的な予算(夜) | |
予約 | |
クレジットカード | 不明 |
個室 | なし |
席数 | 座敷4人用8卓 |
駐車場 | 有 |
禁煙 | 禁煙 |
アルコール | |
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